借金の経緯<05>ひと休み
【1999年】
久しぶりの実家での生活。
実家はやっぱり落ち着く。親の小言はなんとも面倒だが、それを除けば楽チン生活だ。お金はないけど、ある意味悠悠自適な生活を送った。
さすがに電話はしなくなった。
電話をしたらすぐにバレる…と言うより、する必要がなくなった。したいとも思わなくなった。本当に不思議である。
寂しいだけだったのかなぁ~
仕事はアルバイトのみで、月に10数万円程度の稼ぎ。
クレジットカードなどは全て親に預け、アルバイト収入も含め全て親の管理とした。何だかとても楽な気持ちだった。ずいぶんとお金に振り回されていたんだと実感。
そんなこんなで1年が経過…
すっかり電話依存もなくなり、本来の自分を取り戻していた。自信も持ち始め、新たな仕事にチャレンジしたい!と言う気持ちになっていた。
このままぬくぬくと実家暮らしを続けるわけにもいかない。
俺はもう大丈夫!
完全に復活した!!
そして親の心配をよそに、新たな仕事を決め自立を目指し再上京。一人暮らしを敢行したのである。両親の援助を受けて。(なんとも矛盾した行動である。支援を受けている時点で自立になってない)
なにわともあれ、新しい仕事に、新しい住まい。自然と心が躍る。
よし、頑張るぞ!
あとがき
両親は金持ちでもなんでもない。ごくごく普通の家庭である。バカ息子のおかげで、無駄なお金をいっぱい使わせてしまった。
本当にごめんなさい
コメント